II.平成18年度の決算状況1

1.当期損益（正味財産の増減）

区分			平成14年度	平成15年度	平成16年度	平成17年度	平成18年度
黒字	法人数		30法人	27法人	30法人	34法人	29法人
		公益法人	23法人	19法人	24法人	29法人	23法人
		株式会社	7法人	8法人	6法人	5法人	6法人
赤字	法人数		26法人	25法人	20法人	15法人	17法人
		公益法人	21法人	22法人	16法人	11法人	14法人
		株式会社	5法人	3法人	4法人	4法人	3法人
合計	法人数		56法人	52法人	50法人	49法人	46法人
		公益法人	44法人	41法人	40法人	40法人	37法人
		株式会社	12法人	11法人	10法人	9法人	9法人

※公益法人とは、財団法人、社団法人、社会福祉法人及び特別法に基づく法人をいいます。

【黒字法人】

単年度収支が黒字の法人は29法人であり、その状況を17年度と比較すると、黒字額が増加したものは18法人、減少したものは3法人、黒字に転換したものは8法人です。

18年度決算で単年度収支が黒字に転換した法人（8法人）	単年度収支（千円）
（財）千葉県史料研究財団	683
（財）千葉県私立学校教職員退職金財団	496,747
（財）千葉県青少年協会	782
（財）ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉	25,093
千葉都市モノレール株式会社	196,269
京葉都市サービス株式会社	98,015
（財）千葉県教育振興財団	1,317,151
（財）千葉県暴力団追放県民会議	3,248

【赤字法人】

単年度収支が赤字の法人は17法人であり、その状況を17年度と比較すると、赤字額が増加したものは2法人、減少したものは4法人、赤字に転換したものは11法人です。

18年度決算で単年度収支が赤字に転換した法人（11法人）	単年度収支（千円）
京葉臨海鉄道株式会社	△63,415
（財）千葉県消防協会	△574
（財）千葉ヘルス財団	△3,909
（財）千葉県地域ぐるみ福祉振興基金	△4,912
（財）千葉県福祉ふれあい財団	△2,289,144
（財）千葉県産業振興センター	△1,976
（財）かずさディー・エヌ・エー研究所	△25,417
（社）千葉県農業開発公社	△8,207
（社）千葉県青果物価格補償協会	△825
千葉県土地開発公社	△9,472,910
（財）千葉県下水道公社	△294,466

2.累積損益

（単位：百万円）

区分			平成14年度	平成15年度	平成16年度	平成17年度	平成18年度
累積剰余金	法人数		43法人	39法人	37法人	35法人	34法人
		公益法人	38法人	34法人	33法人	33法人	31法人
		株式会社	5法人	5法人	4法人	2法人	3法人
	金額		41,821	39,787	39,899	41,321	35,191
		公益法人	39,857	37,573	36,672	40,309	33,476
		株式会社	1,964	2,214	3,227	1,012	1,715
累積欠損金	法人数		12法人	12法人	12法人	13法人	11法人
		公益法人	5法人	6法人	6法人	6法人	5法人
		株式会社	7法人	6法人	6法人	7法人	6法人
	金額		99,553	145,024	147,372	134,014	105,888
		公益法人	1,661	41,860	40,532	7,999	7,389
		株式会社	97,892	103,164	106,840	126,015	98,499

※公益法人会計基準による法人の場合、基本財産(基本金)等を除いた正味財産額がプラスの法人を、累積剰余金を有する法人とし、マイナスの法人を、累積欠損金を有する法人としています。
また、千葉県信用保証協会は、公益法人会計基準が適用されないことや公益法人会計基準に読み替えた場合、基本金等と正味財産が等しくなり、累積損益に該当するものがないことから、表の数には含めていません。

【累積剰余金を有する法人】

累積剰余金を有した法人は34法人で、うち公益法人は31法人で17年度より2法人減少し、株式会社は3法人で17年度と比べ1法人増加しました。
また、累積剰余金総額は、351億9千1百万円と17年度と比べ61億3千万円減少しました。

【累積欠損金を有する法人】

累積欠損金を有した法人は11法人で、うち公益法人は5法人で17年度と同数、株式会社は6法人で17年度と比べ1法人減少しました。
また、累積欠損金総額は1,058億8千8百万円で17年度と比べ281億2千6百万円減少しました。

累積欠損金を有する法人の決算状況

（単位：百万円）

法人名	累積欠損金額		単年度収支
法人名	17年度	18年度	17年度	18年度
京葉臨海鉄道株式会社	132	195	56	△63
東葉高速鉄道株式会社	82,664	84,331	△1,974	△1,667
いすみ鉄道株式会社	131	114	13	17
（財）ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉	50	25	△21	25
株式会社かずさアカデミアパーク	12,738	12,780	△6,874	△42
株式会社千葉データセンター	29	24	1	5
（社）千葉県農業開発公社	243	251	50	△8
千葉県漁業信用基金協会	143	137	25	6
千葉県道路公社	1,186	1,137	39	49
千葉県住宅供給公社	6,373	5,839	33,198	534
京葉都市サービス株式会社	1,153	1,055	△1,160	98
合計	134,014	105,888	13,654	△1,046
合計	13法人	11法人	―	―

3.県からの財政支出の状況

公社等外郭団体に対する財政支出については、県民の視点に立って真に必要なものに対する最小の負担に留めることを基本的考え方とし、歳出規模の抑制に努めています。

（単位：百万円）

区分		14年度(a)	15年度	16年度	17年度(b)	18年度(c)	(c)-(b)	(c)/(b)	(c)-(a)	(c)/(a)
委託料		41,036	37,131	30,730	29,223	20,891	△8,332	0.71	△20,145	0.51
	公益法人	38,272	34,545	28,356	27,057	18,746	△8,311	0.69	△19,526	0.49
	株式会社	2,764	2,586	2,374	2,166	2,145	△21	0.99	△619	0.78
補助金・交付金・負担金		11,326	10,249	8,285	9,795	5,418	△4,377	0.55	△5,908	0.48
	公益法人	11,083	10,036	8,122	9,659	5,320	△4,339	0.55	△5,763	0.48
	株式会社	243	213	163	136	98	△38	0.72	△145	0.40
計		52,362	47,380	39,015	39,018	26,309	△12,709	0.67	△26,053	0.50
	公益法人	49,355	44,581	36,478	36,716	24,066	△12,650	0.66	△25,289	0.49
	株式会社	3,007	2,799	2,537	2,302	2,243	△59	0.97	△764	0.75

【平成17年度から平成18年度における主な増減要因】

「委託料」については、道路公社の銚子連絡道路の完成に伴う工事委託の減少、まちづくり公社の不採算事業の見直しによる減少、指定管理者制度導入に係る施設の管理委託費用の減少などにより83億3千万円の減額となりました。
「補助金・交付金・負担金」については、団体の解散（社会教育施設管理財団、スポーツ振興財団、福祉ふれあい財団）などにより43億8千万円の減額になりました。

4.県の貸付金・出資金等

（単位：百万円）

区分		14年度(a)	15年度	16年度	17年度(b)	18年度(c)	(c)-(b)	(c)/(b)	(c)-(a)	(c)/(a)
貸付金・出資金等		15,286	13,308	41,699	9,690	9,912	225	1.02	△5,374	0.65
	公益法人	13,445	11,456	39,833	8,230	8,187	△43	0.99	△5,258	0.61
	株式会社	1,841	1,852	1,866	1,460	1,725	265	1.18	△116	0.94

5.年度末借入金残高

（単位:億円）

区分		平成14年度	平成15年度	平成16年度	平成17年度	平成18年度
借入金残高		2,522	2,478	2,378	1,887	1,574
	公益法人	2,061	2,054	1,938	1,473	1,357
	株式会社	461	424	440	414	217
うち県からの借入金残高		245	272	592	595	479
	公益法人	108	125	435	429	406
	株式会社	137	147	157	166	73
うち県の債務保証又は損失補償の対象となる借入金残高※		419	415	662	602	512
	公益法人	419	415	656	593	503
	株式会社	0	0	6	9	9

※債務保証の対象となる借入金残高は、千葉県が債務保証契約を締結することができる千葉県道路公社又は千葉県土地開発公社の当該契約に係る債務残高であり、損失補償の対象となる借入金残高は、金融機関等の損失が確定した場合に、千葉県が当該金融機関等に対してその損失を補償する契約に係る債務残高（損失補償に関連する範囲のみ）です。

借入金残高は、1,574億円で、17年度と比べ、313億円減少しました。
また、17年度と比べ、借入金残高が減少している法人は14法人、増加している法人は5法人です。

借入金残高が減少している法人（単位：百万円）

法人名	借入金残高の減少額	県借入金残高の増減額
京葉臨海鉄道株式会社	△96	△20
（財）千葉県福祉ふれあい財団	△747	△675
（財）千葉県環境財団	△25
（財）ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉	△25
株式会社幕張メッセ	△38
（社）千葉県農業開発公社	△334	△242
千葉県漁業信用基金協会	△1
千葉県道路公社	△3,075
（財）千葉県まちづくり公社	△1,343	△52
千葉県土地開発公社	△5,111
（財）千葉県下水道公社	△532
千葉県住宅供給公社	△1,084	△1,001
千葉都市モノレール株式会社	△20,383	△10,603
京葉都市サービス株式会社	△158

借入金残高が増加している法人（単位：百万円）

法人名	借入金残高の増加額	県借入金残高の増減額
東葉高速鉄道株式会社	880	880
（財）千葉県産業振興センター	23	△580
千葉県信用保証協会	465
株式会社かずさアカデミアパーク	83	464
（財）千葉県水産振興公社	262	189