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更新日:平成30(2018)年3月22日

農林水産常任委員会県内調査報告書

平成30年3月8日

千葉県議会議長高伸太

農林水産常任委員会委員長

本委員会が所管事務調査のため、県内調査を実施したところ、その概要は下記のとおりでした。


  1. 用務:農林水産常任委員会県内調査
  2. 調査先:富津漁業協同組合ノリ共同加工施設(富津市)
        千葉県農林総合研究センター暖地園芸研究所(館山市)
  3. 期間:平成30年3月7日(水曜日)
  4. 概要:別添のとおり

参加者名簿

日程表

調査の概要について

 1富津漁業協同組合ノリ共同加工施設(富津市)

(1)日時:平成30年3月7日(水曜日)14時10分~14時40分

(2)調査項目:ノリ養殖の陸上加工体制の強化について

(3)経過
初めに、千葉県漁業協同組合連合会の購買部長などからノリ養殖の陸上加工体制の強化について説明があり、その後、ノリ共同加工施設を視察した。

(4)事業概要
○地域の現状と課題
富津市は千葉県のノリの約8割を生産する主力産地であるが、秋期の高水温、時期的な栄養不足による生産性の低下、贈答用ノリの需要減少等による単価低迷などを受け、所得は減少している。生産者個々の老朽化したノリ加工機器類の更新が難しく、また家族労働者の高齢化等を受け、経営体数は減少している。加工作業は騒音問題等の原因にもなるため、夜間作業も制限されている。
漁協は、後継者が希望を持って着業できるもうかるノリ養殖業への転換を図るため、ノリ共同加工施設を整備して、加工作業を受託することとした。事業の目的は、設備投資や夜間まで続く家族労働の負担軽減、海上作業に専念できることによるノリの生産量の増加、最新の加工機器の導入による乾ノリの品質(単価)向上等をノリ共同加工施設の運営を通じて、漁業者の所得の向上を図ることである。
ノリ共同加工施設の工程
海で摘採したノリを攪拌タンク(3トン)に入れ、傷みを防ぎ均一の商品ができるように攪拌する。次にノリの洗浄・異物除去を行い、洗浄後は細かく細断する。細断したノリは大型全自動乾燥機で脱水・乾燥を行う。この乾燥機は時間あたり9,000枚のノリの加工能力がある。脱水した水の一部はオゾン処理を行い再利用し、水道水のコストダウンを図っている。
乾燥機から排出されたノリは1枚1枚コンベアーに流され、高精度の異物、形状探知機で最終的な選別を行う。
選別後は1箱につき、36束(3,600枚)で収容して出荷する。

 2千葉県農林総合研究センター暖地園芸研究所(館山市)

(1)日時:平成30年3月7日(水曜日)15時55分~17時00分

(2)調査項目:南総地域における農林総合研究センターの試験研究の取組状況について

(3)経過
始めに、千葉県農林総合研究センターの斉藤センター長から試験研究の概要についての説明があり、続いてナバナ育種の交配用ハウスとストックの開花予測及び電照効果試験研究ハウスを視察した。

(4)事業概要
千葉県農林総合研究センター暖地園芸研究所では特産果樹研究室、野菜・花き研究室、生産環境研究室において研究員13名が、南房総地域の園芸作物の試験研究に取り組んでいる。
品種開発】
房州産のビワでは、5品種を育成し公表しており、特に「富房」は、酸味が少なく、形が良好という特徴を持ち、施設栽培の60%を占める主品種となっている。
在は、果実が大きく、食味が良いことを前提に、露地栽培では寒害に強い品種を、施設栽培では高温による障害の発生が少ない品種を目標に育成を進めている。
用ナバナは、生産額、栽培面積ともに日本一であるが、3割の畑で根こぶ病が発生しているため、最大の課題である根こぶ病に抵抗性を持つ独自の品種の育成を進めている。
君津地域特産のカラーは、最大の課題である疫病に抵抗性を持ち、切り花品質に優れ、需要の多い早い時期に収穫できる早生品種を育成中である。
研究開発の成果】
露地ビワについて、通常の収穫期は6月であるが、その予測は大変難しく、市場や消費者からの需要にこたえるため、5月上旬には正確な収穫期が予測できるシステムを開発した。またカメムシの被害対策として、カメムシの発生量の早期予測モデルを開発した。
また、土壌病害虫や雑草に効果が高く、多く使用されていた臭化メチル剤がオゾン層破壊物質に指定され全廃されたことから、臭化メチル剤に依存しない地床アールス系メロンの栽培マニュアルを開発し、その改良に取り組んだ。
イチゴ栽培では、株が枯れてしまう炭疽病の被害がない北海道に親株を送り、健全苗を増殖して千葉に送り返す「リレー苗生産システム」を考案し、産地と一体となって発展させ、炭疽病対策をとっている。
ストックでは、LEDを利用した生育調節により、需要の多い時期の出荷による収益向上が期待できる。現在、他の切り花類でも品質の向上や開花調節に取り組んでいる。また切り花を長く持たせる鮮度保持の技術研究も進めている。
野生鳥獣被害、特にイノシシの被害に対し、省力的な電気柵の下草管理技術を開発した。また、赤外線センサーカメラを利用することで、初心者でも箱わなでイノシシを捕獲できることを実証した。実施主体は市町村であるが、今後も実用性のある研究開発により支援のための情報を提供していく。

(5)主な質疑応答
問:カメムシ対策について、本県ではどのように防除を行っているのか。
答:防除の方法として一番確実なのは、果実に袋をかぶせる方法であるが、袋を二重にしたり、扱いやすい袋を開発したり、予測システムと併せて被害を防いでいる。
問:台風21号によるナバナの影響はどうであったか。
答:塩害により、10月にまいたナバナは全滅に近かったが、生産者は様々な品種を時期をずらしたり、被害後も早く種をまくことで、途切れさせることなく市場に出荷できるよう努めている。
問:チーバベリーは、果肉が柔らかいため傷みやすく、現在は観光農園での販売がメインとのことであるが、市場に出回るよう、味を維持しつつ傷みにくいイチゴの研究については、どのように考えているのか。
答:ある程度硬さを持った、傷みにくいイチゴとなるよう、現在精力的に研究を進めているところである。
問:現在、食用として生産されているナバナは何種類あるのか。
答:一般に作付けられているものは、10品種以上はある。

 参加者名簿

委員

職名

氏名

会派

委員長

三沢

自民党

副委員長

木下敬二

自民党

委員

鶴岡宏祥

自民党

委員

石井敏雄

民進・立憲

委員

秋林貴史

公明党

委員

谷田川充丈

千翔会

随行

所属・職名

氏名

備考

農林水産部長

伊東健司

 

農林水産部水産局長

山﨑明人

 

農林水産部担い手支援課長

﨑山

 

農林水産部担い手支援課副技監(兼)室長

福地信彦

 

農林水産部水産課長

根本

 

農林水産部農林水産政策課副課長

議事課主幹(併任)

議会事務局政務調査課主査

進藤美香

 

議会事務局議事課主事

宮本

 

 日程表

月日

場所

備考

3月7日 県議会   13時  
富津漁業協同組合ノリ共同加工施設(富津市)

14時10分

14時40分

調査

農林総合研究センター暖地園芸研究所(館山市) 15時55分 17時 調査
県議会

18時30分

   

よくある質問

お問い合わせ

所属課室:議会事務局議事課委員会班

電話番号:043-223-2518

ファックス番号:043-222-4073

・議員個人あてのメール、ご意見、ご質問はお受けできません。
・請願・陳情はこのフォームからはお受けできません。「県議会のあらまし」から
「請願・陳情」のページをご確認ください。

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