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更新日:平成30(2018)年3月22日

健康福祉常任委員会調査報告書

平成30年1月29日

千葉県議会議長高伸太

健康福祉常任委員長

本委員会が県外調査を実施したところ、その概要は下記のとおりでした。

  1. 用務:健康福祉常任委員会県外調査
  2. 調査先:(1)石川県立高松病院(石川県かほく市)
        (2)富山県リハビリテーション病院・こども支援センター(富山県富山市)
  3. 期間:平成30年1月25日(木曜日)~1月26日(金曜日)
  4. 概要:別添のとおり

調査の概要について

 1川県立高松病院(石川県かほく市)

(1)日時:平成30年1月25(木曜日)14時~15時30分

(2)調査項目:認知症への早期対応と生活支援について

(3)経過
初めに、實川委員長の挨拶の後、病院長から歓迎の挨拶があった。次に、事務局長から概要説明があり、続いて作業療法科長及び医療相談専門員から認知症への取り組みについての説明を受けた。その後、質疑応答及び施設見学を行なった。

(4)概要説明
川県立高松病院は、現所在地に昭和41年5月に病床数200床で開設し、その後病棟の増設等施設の充実を図り、現在の許可病床数は400床、保護室は19床となっている。
院敷地面積は約64,000平方メートルであり、病棟は北病棟、東病棟、西病棟の3つがあり、診療科は精神科、耳鼻いんこう科、眼科、歯科の4科目であり、職員数は平成29年4月1日現在で276名となっている。
た、平成28年度の患者数は、延べ外来患者数が29,068人であり前年度と比較してやや減少したが、延べ入院患者数が125,673人であり前年度と比較してやや増加した。病床利用率は86.1%となっている。
病院では、患者に早く退院し地域で暮らしてもらうため、在院日数の減少を目標に掲げて取り組んでおり、平成27年4月1日時点の平均在院日数は95.5日であったが、平成29年4月1日現在で90.1日まで減少した。
理の状況については、平成26年度に累積赤字が解消し、平成28年度には、自治体立の病院のうち地域の医療の確保に重要な役割を果たしており、かつ経営の健全性が確保されている病院を表彰する自治体立優良病院総務大臣表彰を受賞した。
松病院の特徴は、精神科救急医療システムの基幹病院として24時間365日精神科救急患者の受け入れを行っていること、認知症疾患医療センターとして認知症に関する専門医療相談を行っていること、患者を多職種で支えるチーム医療への取り組みなどがある。
松方式を導入した経緯は、在宅を希望する患者が地域で暮らし続けるにはどうしたらよいかずっと追求してきたことが背景にある。認知症とともに生活していくために、患者の暮らす地域までを視野に入れ、地域のかかりつけ医、介護関係者、行政関係者と連携し、認知症の方が在宅で暮らすための支援方法を模索してきた。本病院では入院治療から外来治療へ重点を移し、早期対応と生活支援の取り組みを行っている。
松方式の大きな特徴と言えるのが医療介護連携である。そのきっかけとなったのは、高齢化の進展と認知症患者の増加に伴い、ケアマネージャーから認知症の勉強会をしたいという話をもらったこと。2か月に1回事例検討会を行う中で、次第にかかりつけ医も加わり「かほく医療介護ネットワークの会」が平成25年頃立ち上がった。そこで認知症の患者をどう支えていくか議論をした結果、介護関係者と医療関係者が患者情報を共有するための生活状況確認シートを作成し、患者が病院を受診する際に当該シートを持参する仕組みを作りあげた。また、訪問看護師や精神保健福祉士、作業療法士からなる認知症支援チームが患者宅を訪問し、在宅での生活を支える取り組みや、退院支援チームが退院後の生活を見据えたリハビリに力を入れて取り組んでいる。早期退院のための入院前相談や退院前訪問も大切にしており、入院中から介護関係者と患者が面会するなど、関係者間で患者の情報共有を行っている。病院は高齢者が地域で生活するための1つの社会資源に過ぎないと考え、病院主導ではなくケアマネージャー主導でケア会議の運営を進めている。また、少しずつ周辺地域でも勉強会が立ち上がってきているので、そこに出向いて本病院のやり方を説明する等、他地域へ波及も見られる。

(5)主な質疑応答
問:高松病院では、厚生労働省が「新オレンジプラン」を発表する10年以上も前から認知症に対する取り組みを実践しているが、取り組みをはじめた経緯はどのようなものか。
答:認知症の患者を抱えるケアマネージャーと認知症に取り組む高松病院が密に連携を取り合ってやってきた積み重ねが高松方式に至った経緯である。ケアマネージャーと病院が連携することで重度の患者でも安定した在宅生活が可能となる成功体験を双方で共有することができた。このように、連携の必要性を感じ、困っているからこそ互いに知恵を出し合って助け合ってやってきたのは大きい。
問:現在抱えている課題や問題点はなにか。
答:遠方からの入院患者が増えてきており、これまでのやり方ではうまくいかない部分が出てきている。遠方地域の患者の場合、ケース会議を行うにも移動に時間がかかり、その地域のサービス状況を把握しづらいため、患者の地域で勉強会を立ち上げなければ対応が難しいと考える。
た、独居や経済的な理由で自分の地域に帰れないなど、退院困難な事例が増えてきている。
問:金沢から離れた地域に対する取り組みはあるか。
答:依頼に基づき、離れた地域の勉強会に出向くこともある。退院後に必要なショートステイなどのサービスが確保できなかったり、利用者数に対するサービスの不足等の課題を聞いている。また、研修会を開催している。
問:退院前の相談において、生活状況を具体的にどう確認し、どう役立てているのか。
答:ケアマネージャーからは、退院後にどこに受診すればよいか、受診のタイミングについての相談が一番多く寄せられる。患者が独居の場合は、診察時に生活状況がわからずに診断できない場合もあるので、地域包括支援センター職員にまずは生活状況を確認してもらい、そのうえで受診してもらうことで診断を円滑に行うことができる。
問:訪問看護師について、7年前に再任用職員を採用した経緯は。
答:訪問看護利用者が増加している時に、ベテランの訪問看護師が退職を迎えたため、再任用として雇用したのが始まり。現在訪問介護職員の平均年齢63~64歳。再任用は65歳が定年であるが、その後も嘱託として働いてもらっている職員もいる。

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 2山県リハビリテーション病院・こども支援センター(富山県富山市)

(1)日時:平成30年1月26日(金曜日)10時45分~11時45分

(2)調査項目:さまざまなライフステージに応じた総合リハビリテーションについて

(3)経過
初めに、實川委員長の挨拶の後、調査先の運営母体である(社福)富山県社会福祉総合センター理事長からの挨拶があり、引き続いて、施設の概要等の説明が行われた。説明終了後、施設内を見学し、説明を受けた。

(4)概要説明
(社福)富山県社会福祉総合センターは、昭和48年12月に設立された社会福祉法人である。当時の富山県知事が富山県の置県100年に当たる昭和58年を目指して、10年後の障害者施策の充実を図る目的で設立されたものである。
在、本社会福祉法人は、県から指定管理を受けている富山県リハビリテーション病院・こども支援センターの他、高志訪問看護ステーションなど6施設、計7施設の運営を行っており、事業費は全体で約50億円、職員数が約500名という規模となっている。
のうち、リハビリテーション病院・こども支援センターは、昭和59年に県立高志リハビリテーション病院として開設したもので、平成28年1月に2つの施設及び県立高志学園が統合再編成され、現在に至っている。
合再編成に当たっての整備費用について、国の地域医療再生交付金が活用されており、全体費用約100億円のうち約40数億円が充てられている。
成34年まで本社会福祉法人が指定管理を受けることとなっており、1年あたり約5億円の指定管理料を県から受けている。
に、病床数等について、入院・入所に係る病床数は、リハビリテーション病院部分で回復期病床100床、一般病床50床、こども支援センター部分で52床の計202床で運営している。この他、現在、療養介護病棟を建設中であり、本年7月から開設する予定である。
設目標として、日本トップクラスの「自立度の改善」「早期在宅復帰(重症者)」を掲げており、高度・専門的な医療の提供として、他病院では対応できない重症患者の積極的な受け入れ、また、リハビリ訓練の充実として、365日、土日も含めた均等な訓練を実施し、早期回復を進めていくなどの取組みを進めていくこととしている。この他、多様な障害(特にこども)への対応やリハビリテーション支援センター、訪問リハビリテーション、福祉機器の普及等による地域包括ケアシステムの構築にも取り組んでいる。

(5)主な質疑応答
問:こどもの入所施設における特徴は何か。
答:建物の特徴としては、夏に利用できるプールや潜水艦をイメージしたプレイルームを設置している。
た、入所する4人部屋については、全ての区画(ベッド)において窓からの採光が入るような配置をするとともに木のぬくもりが感じられる造りとなっている。
問:こども入所施設利用者の入所期間は1カ月、2カ月はあるのか。
答:入所期間は、治療方針によっても変わってくるが、それほど長くない期間が多い。ショートステイの場合は、市町村によっても異なるが1週間程度が多いと思われる。
問:入院患者の受入れについては、どのような判断で行っているのか。
答:当病院への紹介があった患者については、基本的には断ることはなくすべて受け入れている。
問:入院患者の症状はどの程度のものが多いのか。
答:自分で生活ができないような重度の方、また、一方、軽度の方の2つに分かれる。医療の発達の影響もあり中程度の方は比較的少ないと思われる。
問:入院患者の治療、リハビリテーションの最終目標はどこに置いているのか。
答:基本的には、介護保険を利用したヘルパーなどの介護サービスなどを活用し在宅に移行することを基本に考えている。

 参加者名簿

《委員》

職名 氏名 会派

委員長

實川

自民党

副委員長

伊藤昌弘

自民党

委員

川名寛章

自民党

委員

石橋清孝

自民党

委員

戸村勝幸

自民党

委員

河野俊紀

民進・立憲

委員

礒部裕和

民進・立憲

委員

赤間正明

公明党

委員

寺尾

共産党

委員

山本友子

市民ネット・社民・無所属

《随行》

所属・職名 氏名 備考
健康福祉部長 飯田浩子  
病院局長

矢島鉄也

 
健康福祉部健康福祉政策課副課長 飯田満幸 議事課主幹(併任)
議会事務局総務課調整班長 源間正幸  

議会事務局議事課副主査

宮川花菜子  

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 日程表

月日

場所

備考

1月25日

東京駅

 

9時20分

かがやき507号

金沢駅

11時54分

 

 

石川県立高松病院

14時

15時30分

調査先

宿舎

 

 

 

1月26日

宿舎

 

 

 

富山県リハビリテーション病院・こども支援センター

10時45分

11時45分

調査先

富山駅

 

14時06分

かがやき528号

東京駅

16時20分

 

 

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よくある質問

お問い合わせ

所属課室:議会事務局議事課委員会班

電話番号:043-223-2518

ファックス番号:043-222-4073

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