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更新日:平成30(2018)年8月3日

平成24年度文教常任委員会県外調査報告書

 平成24年11月1日

千葉県議会議長


文教常任委員長

本委員会が県外調査を実施したところ、その概要は下記のとおりでした。

  1. 用務:文教常任委員会県外調査
  2. 調査先
    (1)石見銀山世界遺産センター・石見銀山町並み地区(島根県大田市)
    (2)島根県立三刀屋高等学校(島根県雲南市)
    (3)島根県立古代出雲歴史博物館(島根県出雲市)
    (4)鳥取県立米子白鳳高等学校(鳥取県米子市)
  3. 期間:平成24年10月29日(月曜日)~10月31日(水曜日)
  4. 概要:別添のとおり

調査の概要について

 1石見銀山世界遺産センター・石見銀山町並み地区(島根県大田市)

(1)日時:平成24年10月29日(月曜日)13時40分~16時35分

(2)調査項目:遺跡・文化財の保存管理について

(3)経過

初めに、石見銀山世界遺産センターマネージャーから歓迎のあいさつがあり、次に臼井委員長から調査協力に対するお礼のあいさつを行った。
に、石見銀山課課長補佐から世界遺産への登録から、保存管理に関する概要説明があり、質疑応答後、施設内を見学し、その後、石見銀山町並み地区を視察した。

(4)概要説明

見銀山は2007年7月2日に世界文化遺産に正式登録された。しかし、保存活動の原点は1923年の閉山を機に、1957年に「大森町文化財保存会」を結成し、官と民が共同で、1969年に国の文化財指定である史跡指定となり、30年を経た1987年に重要伝統的建設に選定され、1957年の大森町文化財保存会の結成から、50年を経た2007年の世界遺産登録となった。
登録に関しては、島根県と大田市による3つの「総合的な整備計画」を立てて進めていたが、日本が世界遺産条約に加盟したことが契機となり、石見銀山の総合的な調査が行われることとなった。調査の結果、鉱山跡だけでなく、町並みがあって文化的景観があるとなり、当初の指定面積より、7倍の広さとなった。
また、世界遺産登録には個別の保存管理計画ではなく、包括的な保存管理計画が必要となる。また、遺産の整備活用の基本方針として、遺跡だけでなく、周辺環境を含めた一体的な保存計画が必要となる。また、世界遺産認定後も調査等を継続して行い、環境に配慮した観光施策、環境保全活動を行う。
また、石見銀山は日本の遺跡として世界遺産の登録の先駆的な場所のため、他の施設に対して、資料の提供などを行っている。

(5)主な質疑応答

問.ガイドの育成はどのようにしているか。
答.当初はボランティアで行っていたが、世界遺産の3年前から有料ガイドとなっている。ガイドは、元教員の方が多い。
述式を含めたテストがあり、合格者のみとなっている。また、月に1回程度、養成講座がある。
問.基金について、民間と行政の割合について、また、追加していかなければいずれ枯渇してしまうが、確保のための方法はどのように考えているのか。
答.民間が基金を積み上げると、行政が同額を積み上げる形になっている。現在、執行額について行政が少なくなっているが、最終的には同額を積み上げることになる。事業の執行には、外部の人を含めた選定委員会の承認が必要となる。
た、民間企業よる寄附を受けている。その中の一つにイオンの「WAON」があり、施設料金に対しても使えるようにしている。その結果、売り上げの一部を寄附してもらっている。その他、自動販売機などがあるが、後は一般的な寄附となる。
問.世界遺産に登録になったことにより、景観の関係等で、建築物の補修等に規制がかかり、そのことに対して問題は出ていないか。
答.世界遺産登録前よりも世界遺産登録後の方が、自分たちで景観等を気にするようになり、うまくいっていることから、世界遺産登録は、景観の保全等にも役立っている。ただし、資金不足や過疎化については、有効な手段を打ち出せないでいる。
問.外国人の割合はどの程度か。国際対策についてはどうか。
答.文化庁の予算を用いていることから、外国語の表記については予算が出ないので、ほとんど使用していない。外国人来場者数は、平成22年度で488名となっており、その中で台湾からの来場者が一番多かった。国際対策として、リーフレットを作成したので、後は予算がつき次第対応する予定となっている。

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 2島根県立三刀屋高等学校(島根県雲南市)

(1)日時:平成24年10月30日(火曜日)9時45分~11時30分

(2)調査項目:特色ある教育活動について

(3)経過

初めに、臼井委員長から調査協力に対するお礼のあいさつを行い、次に、島根県立三刀屋高等学校校長から歓迎のあいさつがあった。
に、教頭と進路部長から調査事項について説明があり、質疑応答後、校内を見学した。

(4)概要説明

各学年40名の5クラス、在籍526名、教職員は総合学科のため個別指導・少人数指導をしやすいように、加配となっている。
大正13年4月に島根県内5番目の中学校として創立し、昭和23年4月に新制高校となり、平成16年4月から総合学科として開始している。
総合学科創立の経緯として、上級学校への進学希望の増加、多様な進路希望に対する指導の必要性、進学だけでなく適正な職業観の育成を目標とするキャリア教育の実施を行うため、有効とされる普通科から総合学科へ移行した。
県内で唯一、普通科から総合学科へ移行しており、また、全ての学科を総合学科とした中で、進学を中心とした総合学科を目指している。
ャリア教育を中心に据えて指導をしており、また、1年生では学校の施設での宿泊研修などで社会の仕組みや職業についての知識を学び発表をする。また、インターンシップによる職場体験を70社以上に協力をしてもらい行っている。2年生では自分の進路に合った会社へのアポイントから行動計画までを自分たちで行う研修旅行を行う。2年生から3年生にかけては、自分の将来に向けての志望理由書の作成や課題研究、プレゼンテーションなどを行っている。
ずれも、少人数制のため、多種多様なニーズに対して個別指導を行っている。
部活動について、男女ソフトボールや男子バスケット女子バスケットボールなど盛んに行われている。放送部や書道部も全国に出ており活躍をしている。
合学科において、「産業社会と人間」、「総合的な学習の時間」、「LHR」を設けることにより、3年間の学習の中で「社会・職業を知る」・「自己を見つめる」・「社会を見つめる」・「社会のニーズを知る」・「自己理解を深める」・「自己実現に向け動く」という各ステップを繰り返し行うことにより、「社会的・職業的に自立できる人材の育成」を行っている。
進路状況は、4年制大学が50%、短大が10%、専門学校が30%、就職が10%となっており、推薦入試等については、通常、合格率が30%のところ、50%程度の合格率がある。
指導体制として、入試対策、小論文対策について全教員で指導できる体制をとり、大学等へも直接教員が訪問するようにしている。
今後の課題として、卒業生へアンケートを実施、検証したことによるキャリアプログラムの検証、読書活動の推進による表現力等の向上、高齢者社会に対する地域活性化のための人材の輩出に力を入れている。
進学型の総合学科だが、進学だけを勧めるのではなく、就職を含めた社会への貢献、自己実現ができるような指導を行っている。

(5)主な質疑応答

問.60人の教員はどのように配置しているのか。
答.1クラスに2名で配置している。生徒数も定数未満なので充実しているが、研究等が多いため、教員の負担も大きい点もある。
問.小論文対策に重きを置いている理由はなにか。また、小論文対策により成績は上がったか。
答.小論文対策は、社会へのかかわりや自己表現をするうえで、役に立つと考えている。小論文対策が直接成績に直結しているかは検証していないが、国語力の上昇には役立っている。
問.生徒に将来の夢を持ち、語らせるためのキーワードがあれば、教えてもらいたい。
答.教員から、自分の高校時代の話、夢を持ちたくなるような話や働くことへの意欲が沸く話をする。また、地元で働きたい、高齢者のために働きたいといった身近な夢も応援している。
問.進学のためだけの総合学科ではなく、就職や地域社会への貢献を目指す方針は、県からの指示があるのか。
答.創設時に広島の学校を参考にはしているが、県から指示があるわけではなく、学校独自の方針である。進学のみを目指すだけの他にも学校はある。進学率だけを意識としていないが、進学率が低いと地域から見放されるため、進学校としての授業を行いながら就職にも力を入れているため、大変ではあるが、総合学科は有効性がある。PTAの進路指導委員会として各クラス2名選出して、会計の監査、年2回の委員会の開催、また保護者の立場での意見も受けている。

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 3島根県立古代出雲歴史博物館(島根県出雲市)

(1)日時:平成24年10月30日(火曜日)13時10分~14時20分

(2)調査項目:博物館の活用施策について

(3)経過

初めに、島根県立古代出雲博物館館長から歓迎のあいさつがあり、次に臼井委員長から調査協力に対するお礼のあいさつを行った。
に、総務部長から概要に関する概要説明があり、館内を見学した後、質疑応答を行った。

(4)概要説明

1984年7月斐川町の荒神谷遺跡からそれまでに全国で出土した同県の総数よりも多い358本の弥生時代の銅剣が出土した。これを契機に1989年に「島根古代文化活用委員会」を設置し、検討を開始した。1992年に古代文化センターを設置し、その後も2000年には出雲大社境内遺跡から3本束ねの巨大柱など多くの貴重な文化財の発見が相次いだことから、これらの成果を展示・活用できるように2007年春に島根県立古代出雲博物館が設立された。
代文化センターで研究してきた成果を古代出雲歴史博物館で展示するという全国でも珍しい手法をとっており、スタッフが相互に兼務している。
代出雲歴史博物館は指定管理者制度を導入しており、地元企業や旅行会社の共同企業体が指定管理者となっている。県は主に学芸関係の業務を行い、指定管理者は公共機関が苦手とするイベントや広報などの運営や、施設管理の業務を行っている。
代出雲歴史博物館設置の目的として、歴史文化に関する資料を収集、保管、調査研究及び展示を行い、島根の特色ある歴史及び文化に関する情報を発信し、並びに学習及び交流の機会を提供することにより、県民の郷土に対する理解の増進及び地域の活性化を図り、もって県民の教養の向上並びに学術研究及び文化の発展に寄与している。

(5)主な質疑応答

問.今回の調査でガイドが使用するイヤホンマイクは、普段の見学の際にも使用しているのか。
答.イヤホンマイクは最近導入したものである。一般の方向けには、ボランティアによるガイドで対応しており、今回のような視察や調査の場合で20名程度まではイヤホンマイクを使用している。
問.文化財の展示・保存・収納、特に保存・収納にどこも苦慮しているが、ここではどのようにしているか。
答.当館も同様である。新しくなっているが、文化庁と協議を行っており、実物を展示しながらの展示保管・展示保存を行っている。また、万が一の場合に備えて、特別な収納箱を用意し、収納庫に入れられるようにしてある。今も文化庁から指導があり、青銅器類については経年変化を調査しながら今後の方針協議している。また、保存処理事業についても継続して行っており、京都・東京で行われた巡回展についても、文化庁から許可の出たものについてのみ、展示している。
まだ新しい施設なので、収納庫については、余裕がある。なるべく、多くのものを実物で展示しているが、一部のものはレプリカを展示している。また、出雲大社の宝物庫と重ならないようにしている。

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 4取県立米子白鳳高等学校(鳥取県米子市)

(1)日時:平成24年10月31日(水曜日)10時23分~11時55分

(2)調査項目:特色ある教育活動について

(3)経過

初めに、鳥取県立米子白鳳高等学校校長から歓迎のあいさつがあり、次に臼井委員長から調査協力に対するお礼のあいさつを行った。
次に、進路指導主事、校長及び教頭から調査事項についての説明があり、質疑応答後、校内を見学した。

(4)概要説明

平成13年から始まった鳥取県の学校改革により、米子白鳳高校は平成17年に開校した学校である。都立のチャレンジスクールをモデルとして、何らかの事由により学校に行けなかった生徒に対して再挑戦できる学校を目指している。学年生ではなく卒業までのステップを取り入れられる単位制と、途中からの参加が可能である2学期制を取り入れている。
定時制と通信制を併設した利点として、併修を可能とし、通常4年で卒業となるところ、3年での卒業を可能とし、それぞれの課程についての認識が深まる。
問題点としては、基本的には定時制と通信制は曜日を分けて教室を使用しているが、両方の授業がある水曜日などは生徒が多くなるため、教室の一部を区切り使用するなど、教室の数を確保することが難しい。
定時制と通信制の交流ができることにより、安易に定時制から通信制へ転籍する生徒が増加している。
単位制については、文科省の定める最低習得単位である74単位が卒業認定に必要な単位となるが、学校の定める基準に基づいて、資格の取得や他課程の履修、転編入時の履修科目など、学校での授業以外にも単位取得を認めている。
成績処理、出欠管理については、個人個人の時間が不規則であったり、カリキュラムが複雑なため手作業での手続が難しいことから、プログラム化が必要となっている。
2学期制として、10月での途中入学、9月での途中卒業を可能としている。
在籍年数については、制限を設けていない。ただし、通信制では、3年連続で連絡がない場合は除籍としている。なお、県の規定では、1年以上連絡がない場合は除籍できる、となっている。
開校した平成17年は定員の2倍を超える出願があったが、その後は定員一杯の出願がある。全日制の学校の場合、定員割れの場合は学校の意義を問われることになるが、本校のような学校設立のコンセプトからすると、県の教育行政がうまくいき、一般的な学校生活が順調にいっている、とみることもできる。
進路状況について、定時制については、全日制と同じに授業やHRを利用して行っている。通信制については、週に一度の通学のため、就職情報の提供に時間差が生じてしまう。
定時制の進路については、3割が進学を希望している。就職希望をしている生徒のうち、9月卒業生については、3月卒業生と同様の扱いとなるため、アルバイトや県外での技術職など多方面にわたることになる。
通信制については、就職している生徒が多いが、就職していない生徒に対しては積極的に仕事をあっせんするようにしている。近年進学率について資金面が問題となり、低下している。
活動については、加入率が10%程度とあまり高くなく、今年度は全国で目立った成績も残してはいないが、郷土芸能部については、全日制の学校を含めた大会での県代表になっている。また、県の支援を受けて幅広く各行事に参加している。個人活動では活躍するものもあるが、集団活動を必要とするものは部員確保が問題となっている。理由としては、生徒のアルバイトや就職活動を学校として支援していることからも時間の調整が難しくなっている。

(5)主な質疑応答

問.以前、他の学校の視察の際に、学校にいる時は良いが学校外になると萎縮してしまう、と聞いたことがあるが、卒業した生徒に対してのその後の調査は行っているか。
答.県外へ就職、進学した生徒に対しては、年に1回、教員が回るようにしている。
問.米子白鳳高校独自の社会へ出るためのキャリア教育のポイントはどのようなものがあるか。
答.社会で求められているものを体験させることとして、ハローワークでの実習などを行っている。
問.在籍年数に制限を設けないとのことだが、卒業まで至らない生徒はどのくらいいるのか。また、そういった生徒に対して、どのような対応をしているのか。
答.2割から3割程度卒業までいかない生徒がいる。色々な事情で、支援団体や児童相談所などからの働き掛けはあるが、そのような生徒に対して学校として授業に出るように連絡は取るが、生徒の負担になりかねないため、登校を強制するようなことはしていない。また、しばらくは連絡を取るが、登校しない期間が長くなると辞めていくこととなる。

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 参加者名簿

《委員》

職名 氏名 会派
委員長

臼井正一

自民党
副委員長

松下浩明

自民党
委員

宇野

自民党
委員

吉本

自民党
委員

斉藤

自民党
委員

政幸

自民党
委員

湯浅和子

民主党
委員

矢崎堅太郎

民主党
委員

川井友則

みんな

《随行》

所属・職名 氏名 備考
教育長 瀧本  
教育庁企画管理部財務施設課長

加瀬博夫

 
教育庁企画管理部財務施設課副課長 鎌田 議事課主幹(併任)

議会事務局議事課主査

江波戸春美  

議会事務局総務課主任主事

市村亮太  

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 日程表

月日

場所

備考

10月29日 羽田空港   10時30分 JAL1665便
出雲空港 11時50分

12時00分

 
石見銀山世界遺産センター 13時40分 15時15分 調査
石見銀山町並み地区 15時30分 16時35分 調査
宿舎 17時50分    
10月30日 宿舎   8時50分  
島根県立三刀屋高等学校 9時45分 11時30分 調査
島根県立古代出雲歴史博物館 13時10分 14時20分 調査
宿舎 16時40分    
10月31日 宿舎   9時05分  
鳥取県立米子白鳳高等学校 10時23分 11時55分 調査
出雲空港 14時10分 15時50分 JAL1668便
羽田空港 17時05分    

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お問い合わせ

所属課室:議会事務局議事課委員会班

電話番号:043-223-2518

ファックス番号:043-222-4073

・議員個人あてのメール、ご意見、ご質問はお受けできません。
・請願・陳情はこのフォームからはお受けできません。「県議会のあらまし」から
「請願・陳情」のページをご確認ください。

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