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更新日:平成31(2019)年4月11日

看護局の理念(看護局長挨拶)

千葉県がんセンター看護局のホームページにアクセスいただきありがとうございます。アクセスしていただいた皆様が、少しでもご関心を頂ける様に、当院看護局の看護の在り方や教育方針・活動についてご紹介させていただきます。当院は、昭和47年に国内で3番目にできた、がんの専門病院と研究所を併設した施設です。千葉県内のがん医療の推進と均てん化に向け、研修会の実施や情報提供、相談支援事業の推進、地域連携クリティカルパスの整備に努めがん治療並びにがん看護の質の向上に取り組んでまいりました。

がんの医療は予防から治療に至るまで目覚ましく進歩しています。一方で患者さんやご家族はがん治療の過程で生じる不安や苦痛、苦悩を抱えながら、健康を回復するために治療に臨んでいます。そのような患者さんやご家族に対して看護局は、当院の基本方針である「心と体にやさしいがん医療」を基盤に、不安や苦痛の緩和、生活を見据えた意思決定支援ができる専門性の高い看護師の育成に取り組んでいます。理念は次の4点を掲げ日々の看護活動を展開しています。

1.生きる力と希望

がん患者さんの治癒力を引き出し、生きる力と希望を支えます。

2.自己決定の尊重

がん患者さんとご家族の方々の自己決定を尊重し支えます。

3.QOLの向上

がん患者さんとご家族の方々の苦痛を緩和し生活の質の向上を支えます。

4.人間性豊かな看護

専門技術と生命(いのち)の尊厳が調和する人間性豊かな看護を提供します。

がん看護の専門性の向上とキャリアの拡大を目的に、がんセンター看護職員クリニカルラダー(臨床実践能力段階別到達目標)を作成し運用しています。新人、一人前、中堅、リーダーの4段階に枠組みし、各段階の到達目標を提示しています。看護師個々が自身の知識や技術の習熟状況を知り、院内・外の研修参加と臨床現場で学習支援を得ながら研鑽を積んでいます。

新人看護師の教育は、1年間を通して学ぶべき目標と内容を提示し、部署全体で育てる事を大切にした指導体制を取っています。当院の臨床研修制度の特徴は、配属部署で獲得した知識や技術の習得状況の確認とフォローアップを目的に定期的に集合研修を実施しています。更に、配属部署だけでは学べないことを院内留学という形で、手術室、集中治療室、外来、通院化学療法室、緩和ケア病棟でそれぞれ1~2週間研修し、院内で提供している治療や看護を学ぶ機会を設けています。

チーム医療を推進するために、専門看護師や認定看護師の育成にも力を入れています。現在は、がん看護専門看護師、感染、乳がん、摂食・嚥下、皮膚・排泄ケア、がん化学療法、緩和ケア、疼痛看護など、各領域の認定看護師を育成しています。今後も、専門看護師並びに認定看護師の育成を推進し、看護の質の向上に努めていきます。

千葉県がんセンター看護局は、一人ひとりの患者さんとご家族の声に耳を傾け、寄り添いながら安全で安心な看護の提供に努めています。