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土壌消毒後に堆肥を施用し、その後、土壌診断結果や土壌条件に基づき、定植10日前までに基肥を窒素成分量で15~25kg施用します。ただし、土壌還元消毒や石灰窒素による太陽熱消毒を行った場合、あるいは被覆したまま定植する場合などは、施肥量をやや控えます。
「とちおとめ」をポット育苗した場合は、育苗後半の極端な葉の黄化を避け不時出蕾を防ぐため、液肥を施用し葉色を維持します。また、定植がやや遅れる場合にも液肥施用により花芽発達の停滞を防止します。
被覆したまま定植する場合や活着促進のため、事前に黒寒冷紗を掛け、遮光しておくことも有効です。
「とちおとめ」は発根力が弱いので、定植後は1日数回の灌水(葉水)を行い、活着を促進させます。また、クラウン部分からの新根の発生を促すため、灌水によりクラウン部分が常に湿るようにするか、定植時にやや深植えしクラウン部分を隠します。活着後は、根量の確保を目的に灌水を控えますが、「とちおとめ」の場合、チップバーンの発生が多いため、灌水開始点の目安を土壌水分がpF値2.0~2.2とし、他品種より灌水の回数を多くします。
被覆は、腋花房の分化後、概ね10月20~25日に行います。被覆後は、日中の高温に注意し、30℃以下になるよう換気します。その後は、外気温にあわせ最高気温25~27℃を目安に管理します。保温開始により生育が旺盛になりますが、「とちおとめ」では、出蕾、開花と重なるためチップバーンが発生しやすく、少量多回数の灌水による発生防止を図ります。
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収穫開始期以降は、草丈25~30cmを維持するよう管理します。そのため、「とちおとめ」などは、11月20日頃から3~4時間の日長延長による電照を行い、草勢を維持します。その際、株の生育状況に応じて開始時期や電照時間を調節します。
ミツバチの導入前までに、うどんこ病、ハダニ類、ヨトウムシ類の防除を徹底します。うどんこ病やハダニ類は、育苗後半の薬剤散布をしやすい時期から発生を抑え、本圃に持ち込まないことが大切です。
うどんこ病は、「とちおとめ」や「さちのか」では、葉での発生より果実で発生した場合抑えにくくなります。そのため、保温開始までの防除を徹底しておくこと、また、保温開始後は発生しやすい条件となりますので、観察を怠らず発生初期の対応が大切です。
ヨトウムシ類は、夏から秋にかけて降雨が少ない場合に多発する傾向があります。今後の発生量に注意し、多い場合には連続して産卵されるので定期的な防除が必要になります。
| フィールドノート9月施設野菜 病害虫防除所 南総支所 主 査 河名 利幸 TEL:0470-22-8171 掲載日:2005年9月1日 |
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