Wanted doctor at Chiba prefectural hospital

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更新日:令和3(2021)年9月2日

神経内科

目次

1)診療科紹介

専門医2名を含む常勤医3名、非常勤医2名の体制で診療を行っています。以前は脳卒中メインでしたが、体制の変更に伴いパーキンソン病などの変性疾患の割合が増えてきました。当院は日本神経学会の准教育施設となっており、初期研修後4年間研修を行うことで神経内科専門医の受験資格を得ることができるとともに、それに相応しい技能の習得を目指します。

脳卒中診療では主な診療目標は以下の通りです。

1.住民の方々への情報の提供

市民公開講座など様々な機会を通して最新の医療情報の提供を心がける。地域での脳卒中に対する理解が深まることを目標にする。

2.最新技術の提供

脳卒中診療部による治療や最新の画像検査を駆使した診断を基に、最新の医療成果(EBM)を取り入れた治療を提供する。

 

その他の主な診療テーマは、脳卒中急性期リハビリテーション、頚部血管エコー・経食道エコーでの診断などです。

脳卒中リハビリテーションは、入院時から安定性を見極め、早期離床、早期家庭・社会復帰を目指します。

頸部・経食道エコーが行われ、頸動脈狭窄の正確な量的・質的診断や脳内の血流方向の検討、卵円孔開存・大動脈プラークの正確な診断が可能になっています。これらは神経内科の新たな診断ツールであり、神経内科医全員で研鑽していく必要があります。

当センターは比較的脳卒中中心の症例となりますが、その他の必須の疾患に関しては、日本神経学会やその他学会の勉強会、千葉大神経内科、千葉東病院神経内科等の協力を得て、研鑽を行います。

2)施設認定状況、指導医、専門医

  1. 准教育施設
  2. 指導管理責任者名:赤荻悠一
  3. 指導医名:赤荻悠一、本間甲一
  4. 専門医名:橋本憲一郎

3)後期研修到達目標

後期研修では以下の内容を身につけ、研修終了後には神経内科専門医取得可能となります。

  1. ミニマムリクアイアメントで定めた神経学的症候や病態の意味を正しく理解し、適切な神経学的所見をとることが出来る。
  2. 神経生理、神経放射線、神経超音波、神経病理、神経遺伝学をはじめ、各種神経学的検査結果の意味・解釈や治療の内容を理解出来る。またミニマムリクアイアメントで定めた検査、治療、手技は自ら施行し、適切な判断を下すことが出来る。
  3. 適切な確定診断を行い、治療計画を立案し適切な診療録を作製できる。ミニマムリクアイアメントで定めた疾患については主治医として十分な診療経験を有している。
  4. 診断・治療方針の決定困難な症例や神経内科救急をはじめ迅速な対応が必要な症例などにおいて、自科の専門医、他科の医師に適切にコンサルトを行い、適切な対応ができる。
  5. コメディカルと協調、協力する重要性を認識し、適切なチーム医療を実践できる。
  6. 患者から学ぶ姿勢を持ち、患者と患者の周囲の者に対するメンタルケアの大切さを知り、実践できる。
  7. 神経学的障害をもった患者の介護・管理上の要点を理解し、在宅医療を含めた社会復帰の計画を立案し、必要な書類を記載出来る。
  8. 神経内科救急疾患における診察の仕方、処置の仕方について学び、実践できる。
  9. 医療安全、倫理、個人情報保護の概念、医療経済について必要な知識を有する。
  10. カリキュラムの修得度を定期的に自己評価するとともに、指導医の評価も受けつつ、自己研鑽を積み重ねる。
  11. ミニマムリクアイアメントは、全項目中80%以上においてAもしくはBを満たす研修を積むことが出来るよう、自施設における習得が不十分な内容は、神経学会をはじめ関連学会の主催する教育講演、生涯教育講演、ハンズオンセミナーなどに積極的に出席し、学習する。
  12. 当センターの性格上、アルツハイマー病等の非血管障害性認知症や変性疾患などの長期的な展望に基づく医療(療養・介護・終末期医療)を要する疾患についての対応は難しい。そのような疾患の研鑽には、千葉大学神経内科及び千葉東病院に協力をお願いし、研修を行っている。

4)後期研修のミニマムリクアイアメント(神経学用語集改訂第3版準拠)

後期研修のミニマムリクアイアメント(神経学用語集改訂第3版準拠)(PDF:160KB)

5)ミニマムリクアイアメントとは別に各施設における研修可能内容

DAT scanの学習、MRI(3T)解釈の研鑽、γナイフ研修、頸動脈エコー・経食道エコー研鑽、機能的脳循環疾患(神経調節性失神等)の学習、嚥下障害の評価・対応の学習

6)研修記録と修了評価

  1. 神経内科専門医を目指す研修医は神経学会のホームページにあるミニマムリクアイアメントをダウンロードし、4年間で全ての項目の研修が出来るよう目標を定める。
  2. 指導医は、年度毎にミニマムリクアイアメント達成状況を確認し、過不足なく研修が出来るよう努める。
  3. 4年間の研修修了時、もしくは自施設を研修医が移動する際に、指導医は神経学会のホームページより研修修了証明書をダウンロードし、必要事項を記載の上、研修医に渡す。
  4. 評価記録の記載されたミニマムリクアイアメントと研修修了証明書は神経内科専門医を受験する際に必要となる可能性があるので、研修医と指導医は大切に保管すること。
  5. このスケジュールは例であり、各施設に応じて十分な研修が出来るよう工夫する。

※後期研修の途中に他の教育施設、准教育施設、教育関連施設から移動してきた研修医に対し、指導医は前施設におけるミニマムリクアイアメントの到達度を把握して、個別のカリキュラムを作成することが望ましい。

お問い合わせ

所属課室:病院局経営管理課医師・看護師確保対策室

電話番号:043-223-3969

ファックス番号:043-225-9330

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