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報道発表案件

更新日:令和4(2022)年3月23日

ページ番号:499950

「富士山等の噴火に伴う降灰対策に関する対応指針」の策定について

 発表日:令和4年3月23日
防災危機管理部危機管理課

 県では、富士山をはじめ、本県周辺の火山が噴火した際の降灰による被害を最小化するため、リスクの洗い出しを行うとともに、県における対策の基本的な取組を示した「富士山等の噴火に伴う降灰対策に関する対応指針」を策定しました。今後、この指針の内容を踏まえて、火山噴火への備えを進めてまいります。

富士山等の噴火に伴う降灰対策に関する対応指針(令和4年3月策定)(PDF:1,485.6KB)

主な内容

富士山大規模噴火の降灰予測等

 国の中央防災会議に設けられた「大規模噴火時の広域降灰対策ワーキンググループ」の報告書の中で、シミュ―レーションの一つとして、千葉県や神奈川県が降灰分布の中心となるケースが示され、このケースでは、本県の全域で降灰が想定され、東京湾岸から内陸にかけて、4cmから8cmの降灰が予想されている。

想定される影響

交通分野

 鉄道の運行停止、道路における速度低下や渋滞、航空機故障・滑走路閉鎖、船舶故障・運航停止、物流混乱・物資不足 など

ライフライン・建物設備等分野

 停電、断水、下水道の使用制限、通信障害、家電・情報機器の故障、健康影響 など

農林水産分野

 農作物の収穫不能、森林の生育不良や枯死、家畜の死亡、漁獲量低下 など

想定される本県としての取組の一例

  • 県内で観測された、飛散する火山灰の一部である浮遊粒子状物質や火山性ガス等の大気中の濃度の測定し、その状況を公表する。
  • 気象庁をはじめとする各省庁などが提供する情報から、県民の健康・生活等に影響の大きい情報(健康、食品、水道、電力、通信、交通に関する情報等)を、県のホームページのほか、ツイッター等SNSを通じ、注意喚起及び情報提供を行う。
  • 医療機関、福祉施設等及び学校などの教育施設等へ降灰による健康への影響に係る情報を提供するととともに、県民からの問い合わせ窓口を設置する。
  • 県内水道事業体に対し、水質監視体制の強化や沈澱池及びろ過池にシートをかける等により浄水処理工程への直接降灰の防止等を要請する。

噴火発生時の配備体制の一例

 噴火後に、気象庁より発表される「降灰予報(速報)」においてが発表され、本県内に「やや多量」以上※の降灰が予測された場合、「災害対策本部」の設置を検討する。

※1時間以内に予想される降灰量が、0.1mm以上。火山灰が降っているのが明らかに分かり、路面標示(白線)が見えにくくなる。

身を守るためにできること

事前の対策

  • ドアや窓を閉める
  • 湿ったタオルをドアの隙間や通気口に置く。隙間風が入る窓にはテープを張る。
  • 壊れやすい電化製品にカバーをして、周囲の火山灰が完全になくなるまでカバーを外さない。
  • 下水がつまらないように、雨どいや配水管を排水溝からはずす。排水溝もつまらないように、火山灰と水が地面に流れるような状態にする。

降灰中の対策

  • パニックに陥らず、冷静に行動する。
  • 外出はなるべく控え、帰宅時は、うがい、手洗い、洗顔等を行う。
  • マスクやハンカチ、もしくは衣類で鼻と口を覆う。
  • コンタクトレンズは付けない。
  • 可能な限り自動車の運転は避ける。

※降灰への備え 事前の準備、事後の対応(独立行政法人 防災科学技術研究所)抜粋(一部改変)

参考ホームページ

お問い合わせ

所属課室:防災危機管理部防災対策課

電話番号:043-223-2150

ファックス番号:043-222-1127

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