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更新日:令和5(2023)年2月28日
ページ番号:530944
夷隅地域の農山村や農林水産物の魅力を多くの方に知っていただくため「夷隅の農山村風景俳句大会」を開催することとしました。
多くの御応募をお待ちしています。
また、このページでは夷隅地域の農林水産物や農山村風景も紹介していますので、ぜひご覧ください。
夷隅の農山村風景俳句大会について
夷隅の農山村の風景や産物
勝浦市、いすみ市、大多喜町、御宿町を訪れて(または訪れた時に)、農山村風景・風物及び産物をテーマに詠んだ俳句
(勝浦市、いすみ市、大多喜町、御宿町に住んでいる方も応募できます)
令和4年12月15日(当日消印有効)※電子申請サービスからの応募の場合は24時00分となります。
郵便番号 298-0212 夷隅郡大多喜町猿稲14 夷隅農業事務所企画振興課内 夷隅の農山村風景俳句大会係
作品(3句まで)、住所、氏名(あれば俳号)、年齢層(例60代)、性別、電話番号
こちらから御応募ください。電子申請サービス
昭和24年生 公益社団法人俳人協会理事長 千葉県俳句作家協会会長
「沖」主宰 句集『騎士』、『神鵜』など
昭和21年生 千葉県俳句作家協会理事長 千葉県現代俳句協会副幹事長
「岳」会員 句集『風恋』
昭和23年生 千葉県俳句作家協会事務局長
「鴫俳句会」代表 句集『ジェンダー論』、『鼓動』
たくさんの御応募(544句の応募をいただきました。)ありがとうございました。
その中から、次のとおり優秀作3句と佳作15句が決定しました。
なお、入賞作については令和5年3月9日から同28日まで、千葉県庁1階のパネル展示スペースで掲示します。
おほうみの風聴くやうに雛の列(伊藤早苗 作)
選者講評 二月から三月にかけて勝浦市の遠見岬神社の石段には1800体のひな人形が飾られる。期間中はこの他にも勝浦市内のいくつかの会場でもひな人形が飾られ、まちあげての華やかなイベントが繰り広げられる。石段に並べられた雛の耳にも太平洋の波の音と春の潮の風が聞こえてくるのだろう。
穭田のはてを小さき郵便車(大沢美智子 作)
選者講評 穭田(ひつじだ)は刈り終えた稲の切り株に、青々とした芽が再び一面に生えた田のこと。その田の遥か遠くに捉えた郵便車が晩秋の寂しい気配を拭い去り、原田泰治の絵のような懐しさと穏やかな風景が広がる。
潮揉みす裸まつりの神輿かな(徳川誠 作)
選者講評 今回の投句募集の目的は勝浦市・いすみ市・大多喜町・御宿町の農山村の風景や農林水産物をアピールし、地域活性化に貢献することが目的と解釈し、それらに叶った句を選句した。その中で掲句は関東随一の勇壮豪快な「大原裸まつり」を詠み込んだ佳句。上五の「潮揉みす」から、若衆の勇む姿や波しぶきが眼前し、エネルギーに満ちあふれた躍動感が感じられる。佳作5句も地域ならではの景が見え秀逸。
朝市のそぞろの締めのさんが汁(成田美代 作)
大多喜や堂々の城滔々の滝(鶴岡十詩生 作)
稲架を組む男は天へ拝げ組む(奥井あき 作)
投げ上げて走りて海へ秋みこし(酒井良司 作)
キハ一輌花菜あかりに溶け入りぬ(金光浩彰 作)
外海や伊八の波に神輿舞ふ (髙橋 信一 作)
勝浦港競りのゲキ飛ぶ初鰹 (深井 秀佳 作)
田水張り上総一面夕あかり (鈴木基之 作)
菜の花の風にふくらむ一輛車 (石﨑和夫 作)
鯵を干すいすみの海に向けて干す (中嶋 律子 作)
初任給母に振る舞う千葉の海老 (c.s 作)
朝霧の月の砂漠の波の音 (鶴岡和歌 作)
乗り継ぎの駅に蛸飯冬もみじ (泉志眞子 作)
高みへと磴百段の万の雛 (奥井あき 作)
就農の若きがガッツ蓮根掘る (石﨑和夫 作)
なお、全応募者の中から抽選で30名にWチャンス賞としてチーバくんグッズ(手拭いとクリアファイル)をお送りしました
※Wチャンス賞は発送をもって発表に変えさせて頂きます。
夷隅には魅力的な風景や農林水産物などが沢山ありますので、逐次紹介していきます。
千葉県夷隅地域は、太平洋側の海岸地域と森林が広がる緑豊かな里山に囲まれた中山間地域からなり、自然を生かした農業が展開され、酪農業も盛んに行われています。夷隅地域にはチーズ工房が多数存在し、どの工房もチーズ作りに対して強い想いを抱いて取り組んでいます。
国内の酪農の9割がホルスタインといわれる中、ジャージー牛でチーズを作っている工房です。飼料となる牧草から自分たちで作り、一年中牛たちを放牧。搾乳は毎日手搾りで朝晩2回。牛たちのリズムに合わせた搾乳、チーズ作りをモットーとしています。スイスへ留学していた先代から引き継がれたスイスの昔ながらの伝統手法で作られるチーズをぜひお試しあれ。
環境に配慮した循環型酪農を行っており、粗飼料はほぼ100%自給。約150頭の乳牛を飼育し、搾りたての牛乳を使って作られるチーズは、農家単位で牛を育て、職人が手作りするという、フロマージュフェルミエ(仏語で「農家のチーズ」の意)の考えがベースとなっています。工房では、チーズをたっぷり使ったピザや新鮮な牛乳で作ったジェラートが楽しめます。
チーズ製造を始めた当初は、成牛を20頭ほど飼養し、自家産の生乳でチーズを製造していましたが、現在はチーズ作りに専念するため、近隣の酪農家の生乳を用いてチーズ製造を行っています。ご夫婦が作るチーズは塩分控えめで、赤ちゃんからお年寄りまで安心して食べられるやさしい味わいとなっており、くせがなく食べやすいので家族の食卓にぴったりです。
千葉県は全国でも有数の早場米産地で、夷隅地域では令和2年度にデビューした千葉県の独自品種の「粒すけ」や、全国で盛んに栽培されている「コシヒカリ」、千葉県独自品種の「ふさこがね」、「ふさおとめ」の主に4品種を栽培しています。
太平洋に面した温暖な気候で育まれた、夷隅のお米をぜひご賞味ください。
夷隅地域も秋らしくなってきました。紅葉も少しづつ始まっています。
これから紅葉のきれいな季節になります。ぜひ夷隅地域にお越しください。
イチョウは随分と色づきました。
モミジは先の方が少し色づき始めています。
大多喜城の見える公園から撮影。葉の先から紅葉が始まっています。
事務所の倉庫の壁にからまったツタも紅葉始めました。
「立冬」を過ぎると俳句的には冬の季語「山眠る」となりますが、夷隅の山々はまだまだ眠りそうにありません。
だんだんと華やかな装いからシックな装いへと変化して行きますが、例年12月上旬までが見ごろとなっています。
日当たりによって色づきが異なるモミジの葉が黄色と赤色で美しいコントラストを作っています。
多くのイチョウは葉が落ちてしまいましたが、事務所のイチョウは半分青いです。
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