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更新日:平成22(2010)年12月21日
人間のからだには、体内時計といわれる機能(きのう)があり、太陽が昇(のぼ)っている間はからだを活動的にさせ、沈(しず)むと休息に入るよう指示(しじ)しています。こうした人間本来の「体内リズム」に合わせた「生活リズム」をつくることは、からだにストレスを与(あた)えず、快適(かいてき)な生活を送るために大切なことです。
まず、朝食をとることから「体内リズム」を整え、健やかな1日をスタートさせましょう。
<性(せい)・年齢(ねんれい)階級別にみた朝食を毎日食べていない者の状況(じょうきょう)>
(平成15年度 県民健康基礎調査報告書)
毎日食べていない人は約2割(わり)で、特に20~30歳(さい)代の男性(だんせい)の約4割(わり)が食べていませんでした。
朝食をとらないと体温がなかなか上昇(じょうしょう)を始めず、からだが活動を開始する体勢(たいせい)になりきりません。また、脳(のう)は食事から得られる血液(けつえき)中のブドウ糖(とう)をエネルギーとしていることから、からだは動いても脳(のう)は働かず、ぼんやりとした状態(じょうたい)が続いてしまいがちです。さらに、空腹(くうふく)感から集中ができないなど、仕事や学習の能率(のうりつ)面にも影響(えいきょう)します。
ともかく簡単(かんたん)に料理して食べましょう
忙(いそが)しい現代(げんだい)、忙(いそが)しさから食事は早く済(す)ませるものとなりがちに、さらに手早く食べられる加工食品やファーストフードもそろっている環境(かんきょう)から、食事時間は短くなり、食事における咀嚼(そしゃく)の回数も減少(げんしょう)しています。1度の食事の咀嚼(そしゃく)回数は、弥生(やよい)時代の約4,000回に比(くら)べて、現代人は6分の1の620回というデータがあります。
しっかり噛(か)んで食べることは、からだにとても良いことがたくさんあります。「ひと口30回噛(か)む」ことを目安に、しっかり噛(か)んで、ゆっくりと食事を楽しみましょう。
噛(か)む動作が脳(のう)に伝えられて、満腹(まんぷく)中枢(ちゅうすう)を刺激(しげき)することによって満腹(まんぷく)感が得られます。そのため、食べ過(す)ぎを自然に抑(おさ)えてくれます。
また、生活習慣(しゅうかん)病に直接(ちょくせつ)関係する悪玉コレステロールの分解(ぶんかい)を促(うなが)し、脂肪(しぼう)の合成を抑(おさ)えてくれます。
噛(か)むことによって、たくさん分泌(ぶんぴつ)される唾液(だえき)が口内の汚(よご)れを洗(あら)い流し、清潔(せいけつ)に保(たも)ってくれます。また、食べ物の中の酸(さん)を中和する力があるので、むし歯・歯周病・口臭(こうしゅう)を予防(よぼう)してくれます。
さらに、唾液(だえき)に含(ふく)まれているカルシウムやフッ素(そ)による歯の修復(しゅうふく)作用(再石灰化(さいせっかいか))により歯を丈夫にします。
噛(か)むことにより、記憶(きおく)力が向上します.
成長期の子どもにとっては、噛(か)む動作が知能(ちのう)の発達に大きな影響(えいきょう)を与(あた)えるといわれています。また、脳(のう)の血流が良くなり意欲(いよく)や判断(はんだん)力が活発になります。
特にお年寄(としよ)りは、生活習慣(しゅうかん)病や認知症(にんちしょう)(痴呆(ちほう))の予防(よぼう)にも効果(こうか)的です。
食べ物が舌(した)に触(ふ)れただけでは、味は感じられません。唾液(だえき)と混(ま)ざって初めて味覚を刺激(しげき)するのです。よく噛(か)まないことも味音痴(おんち)の子どもが増(ふ)えた原因(げんいん)の一つといわれています。よく噛(か)んで唾液(だえき)をたっぷり出すことが、味覚の発達に結びつきます。
唾液(だえき)の中には、「ベルオキシターゼ」という酵素(こうそ)が含(ふく)まれており、様々な病気や怖(こわ)いガンなどの原因(げんいん)物質(ぶっしつ)である活性(かっせい)酸素(さんそ)を消去する力があることが報告(ほうこく)されています。
噛(か)んで食べることにより、顔全体の筋肉(きんにく)とそれを支(ささ)えている顔やあごの骨(ほね)が鍛(きた)えられます。最近では、噛(か)む力が弱いためあごが未発達で細くなり、歯がきちんと並(なら)んで生えるスペースがないため、歯並(はなら)びの悪い子どもが増(ふ)えています。噛(か)む力が弱まると、口のまわりの筋肉(きんにく)が退化(たいか)し、口元も緩(ゆる)んで、表情(ひょうじょう)も乏(とぼ)しくなりがちです。
よくある質問