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更新日:令和2(2020)年9月28日
ページ番号:1032
リーダーウォークとは犬と飼い主さんとの歩行トレーニングです。人間から見ると犬との楽しい散歩ですが、間違った散歩の仕方をしてしまうと、飼い主さんとの主従関係が崩れかねません。
リーダーウォークは飼い主さんが犬のリーダーになるためのトレーニングです。皆さんは犬との散歩や移動するとき、どの様な歩き方をしてますか?以下の場面が一般的によく見かけられます。
実はこのような歩き方は、あまり好ましくありません。飼い主から見たら犬との楽しい散歩ですが犬からみると散歩ではなく群れの移動になります。犬社会では群れで移動する際も主従関係を保ちながら行動します。すなわち「先頭を歩く者は群れのリーダー」その後2番目3番目・・・・など序列をたもちます。
犬に引っ張られながら歩行してる飼い主さん
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自然に犬がリーダーとなっています(犬が1番、飼い主2番)
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では飼い主さんがリーダーになるためには?
↓
犬を自分の側につけて歩行する(リーダーウォーク)
では実際にリーダーウォークとはどの様に行えば良いのでしょうか?トレーニング前に用意するものを確認してから行いましょう。
以下の物を用意しましょう
リード(綱)
選ぶリードの素材としては革・ナイロン・ビニールなどで平紐(テープ)状の物がお勧めです。小型・中型・大型それぞれ犬の大きさにあった長さの物を選びましょう。
首輪
ベルトタイプ・バックルタイプ(止め具が2つの物)を用意してください。チョークカラー(チェーンタイプ)や胴輪などは正しい使い方が必要なので止めてください。装着時、人差し指1本~2本入るくらいの首輪を用意してください。
「犬の動きを飼い主の歩調にあわせる」・「飼い主の動きに犬を注目させる」を目標にリーダーウォークを頑張りましょう。
リードの握り方を確認しましょう
首輪・リードを装着し犬を自分の左側につけます。右手はリードの長さを調節して持ちます。左手はリードを張った状態で自分のおへその位置で握ります(左図参照(JPG:39KB))。握る際は上から「グー」の形で握りましょう。
リードの持ち方ができたら両腕を楽に下ろしましょう。下ろすとリードが「Uの字」にたるみます(右図参照(JPG:38KB))。リーダーウォークを行うにあたり、このたるみが必要になります。リードが張った状態で歩くと犬はさらに引っ張ります。この後の説明にありますが自分より先に歩いた場合、犬に合図を出します。そのためにリードのたるみが必要になります。
準備ができたら実際に歩いてみましょう!!
歩き始めると最初は犬がすぐ前に出てリードを張ってしまうことがあります。この時、張った状態でも反対方向に動いてみてください。何回か繰り返しているうちに少しずつ前に行かなくなります。なるべくリードが張らないうちに犬の動きに注意しながら早め早めにターンを繰り返して歩くのがポイントです。※注意:犬を凝視せず視野にいれる程度で歩きましょう。
(4)犬が前に出そうなので飼い主は早めのターンの体制になる。拡大4(JPG:61KB)
(5)互いに反対方向に進むためリードが張り犬に合図が伝わる。拡大5(JPG:68KB)
歩行中はリードのたるみに注意して歩きましょう。初めてリーダーウォークを行うと肩に力が入りリードが張ってしまいます。又、犬のことが気になり凝視してしまうこともあるので気を付けましょう。
リーダーウォークを行うと犬に変化があらわれます。今まで飼い主を見なかった犬が飼い主の動きを気にするようになってきます。犬の性格にもよりますが効果は数分であらわれます。そのためにも正しい実践が必要です。
ポイント!!
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